Antique Furniture Dictionary

サイドバイサイドとは

What is a Side by Side?

サイドバイサイド

サイドバイサイドは、ライティングビューロー(書き物机)とディスプレイキャビネット(飾り棚)を横に並べて一体化させたコンビネーション家具です。左右どちらか一方が書き物机、もう一方が飾り棚や本棚になっており、機能性と装飾性を兼ね備えています。
「サイドバイサイド(Side by Side)」の名称は、二つの異なる機能が並んで(side by side)いることに由来します。主にレディース用の書き物机として使われ、アンティーク家具の中でも女性に人気の高いアイテムです。

HISTORY

歴史

サイドバイサイドはヴィクトリア時代(19世紀中〜後期)に英国で生まれました。この時代、上流・中産階級の女性たちは手紙の執筆や日記の記録を日課としており、書き物机の需要が高まっていました。
従来のライティングデスクに装飾的なキャビネットを組み合わせることで、実用性と美しさを両立した家具が誕生。エドワーディアン時代(20世紀初頭)にはより洗練されたデザインが登場し、現在でも多くのアンティーク愛好家に親しまれています。マホガニーやサテンウッドを使った優雅な作りが特徴です。

サイドバイサイドの歴史

TYPES

タイプ

引き出しタイプ

引き出しタイプ

ビューローの下の収納スペースが引き出しで構成されています。引き出しの取手部分が木製から金具まで様々です。

扉タイプ

扉タイプ

ビューローの下の収納スペースが扉になっています。扉つきの収納スペースがあることで高さのあるモノを収納していただけます。

ビューロー下にスペースがあるタイプ

ビューロー下にスペースがあるタイプ

ビューローの下のスペースが開いています。ビューローをデスクとして、下に椅子を置き座ってご使用いただけます。

上部にミラーが付いているタイプ

上部にミラーが付いているタイプ

サイドバイサイドの上部にミラーがついていますので、ドレッシングチェストのようにご使用いただけます。

FUNCTION

機能・使い方

書き物机側にはピジョンホール(小棚・引き出し)が設けられており、文房具や手紙類を整理整頓できます。キャビネット側は本・置物・コレクションアイテムの収納・展示に活用できます。
コンパクトなサイズのものが多く、リビングや書斎など限られたスペースにも置きやすいのが特徴です。現代の生活では手紙の執筆だけでなく、パソコン作業や趣味の作業スペースとしても活用されています。

HOW TO CHOOSE

選び方

【書き物机の形で選ぶ】
ドロップフロントタイプ:使わないときはすっきりと収納でき、スペースの有効活用に最適
オープンタイプ:常に使える状態にしておきたい方向け

【キャビネット側の形で選ぶ】
ガラス扉付き:大切なコレクションやアンティーク食器を美しく展示したい方に
オープンシェルフ:よく手に取る本や小物を置くのに便利

【サイズで選ぶ】
一般的な幅は80〜100cm程度。設置スペースを事前に確認してから選びましょう。
高さは150〜180cm程度のものが多く、部屋の天井高に合わせてご検討ください。

REPAIR POINTS

サイドバイサイドの修理ポイント

レザーのこだわり

レザーのこだわり

デスク天板のレザーが劣化した場合、ケントストアは本場イギリスの伝統製法で直輸入したレザーを使用。本革にこだわり、手作業で加工され、金色のランニング加工は職人技です。

ビューロー開閉部分のこだわり

ビューロー開閉部分のこだわり

ビューロー扉を支えるステーの調整が難しく、重要な修理ポイント。金具タイプやレール連動タイプなど異なる支え方があり、修理方法も異なります。デスク状態での安心使用と、閉時のパタつき防止調整を実施しています。

塗装のこだわり

塗装のこだわり

アンティーク特有の塗装の個性を活かしながら修復。マイランズ社のナイトロステインを使用で英国仕上げを再現し、透明感あるニスで素材と雰囲気を引き立てます。

修理・メンテナンス

日常のお手入れからワックスがけ、シミ・傷の対処法など、アンティーク家具を長くお使いいただくためのガイドをご用意しています。

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