Antique Furniture Dictionary

サイドボードとは

What is a Sideboard?

サイドボード

サイドボードとは、ダイニングルームの壁際に置かれる食器・カトラリー・リネン類の収納家具です。引き出しと扉の組み合わせによる収納力と、天板上のディスプレイスペースを兼ね備えています。
英国アンティークのサイドボードは、マホガニーやオーク材を用いた細工が美しく、インレイ(木象嵌)や彫刻装飾が施されたものも多く、部屋の主役となる存在感を持ちます。

HISTORY

歴史

18世紀後半のアダム兄弟(ロバート・アダム)が考案したサイドテーブルが原型とされています。家具デザイナーのトーマス・シェラトンやジョージ・ヘップルホワイトが現代的なサイドボードのデザインを確立し、引き出しと扉が組み合わさった収納家具として発展しました。
19世紀のヴィクトリア朝期には更に大型化し、ミラーバックが付いたものなど華やかなデザインも登場しました。

サイドボードの歴史

TYPES

タイプ

シンプルタイプ

シンプルタイプ

ボックス状にできた収納力たっぷりの定番タイプ。食器類が多い日本の家庭にはぴったりです。

脚長タイプ

脚長タイプ

シンプルタイプと比べると収納力に劣るものの、脚が長い分デザイン性は非常に高く、様々なご用途に。

コートカップボード

コートカップボード

16世紀中頃に広まったスタンド式食器棚。コートとはフランス語の「小さい」の意味に由来すると言われています。

ERCOL アーコール

ERCOL アーコール

エルム材を使用した北欧ヴィンテージのテイストを色濃く残したミッドセンチュリーモダンのアーコール社。

FUNCTION

機能・使い方

ダイニングルームでは食器やカトラリー、テーブルリネンの収納として。リビングではテレビボードや本・雑誌の収納として。天板の上には花瓶や写真、置物などを飾るディスプレイスペースとしても活用できます。
どの部屋に置いても英国アンティーク家具の存在感が空間を格上げしてくれます。

ダイニングに
1 / 4

ダイニングに

HOW TO CHOOSE

選び方

【サイズの選択】
置く場所の幅・奥行き・高さを事前に確認しましょう。天板の高さは使いやすい80〜90cm程度が一般的です。

【収納ニーズに合わせて】
食器を多く収納したい場合は引き出しと扉の数が多いタイプを。ディスプレイ重視なら天板が広いシンプルなタイプを選びましょう。

【木材の種類】
マホガニーは深みのある赤茶色で格調があります。オーク材は明るめの色調でカジュアルにも合わせやすいです。

REPAIR POINTS

サイドボードの修理ポイント

扉のこだわり

扉のこだわり

重要な可動部分になる為、ゆがみ・伸びなどで変形した蝶番は全て外し打ち直して修理しています。また扉自体に反り・ねじれがある場合は、開閉に問題がないように隙間・角度の調整を行っています。マグネットキャッチを採用し、鍵穴があるものには必ず鍵を付属させています。

抽斗(ひきだし)のこだわり

抽斗(ひきだし)のこだわり

すべりを良くするのはもちろん、側板の摩耗した部分に新しい木材をつけ足します。底板の割れ・汚れ・反りなども検品したうえで必要に応じて交換しています。また、オリジナルのストッパーが劣化している場合は全て新しく作り変えております。

塗装のこだわり

塗装のこだわり

サイドボードはアンティークらしい個性的な塗装がされていることが多いため、個性を出しつつ上品に仕上げます。部分的に状態の悪いところを剥離し、できるだけオリジナルの塗装を活かしています。本場英国と同じ仕上げにするため、マイランズ社のナイトロステインを使用しています。

修理・メンテナンス

日常のお手入れからワックスがけ、シミ・傷の対処法など、アンティーク家具を長くお使いいただくためのガイドをご用意しています。

お手入れ方法を見る