Antique Furniture Dictionary

ミラーとは

What is an Antique Mirror?

ミラー

アンティークミラーは、装飾的なフレームを持つ英国伝統の壁掛け鏡や姿見です。単なる実用品を超えたインテリアアートとして、部屋の格を高める存在です。
木彫りや金箔仕上げの精緻なフレームが施されたヴィクトリアン・ジョージアン様式のミラーは、時代を超えた美しさがあります。また、鏡面の裏側の銀メッキが古くなることで生じる特有の「くもり」や「銀化」もアンティークミラーならではの味わいとして愛されています。

HISTORY

歴史

装飾的なフレームを持つ高品質なミラーが普及したのは17世紀のこと。ヴェネチアのガラス職人たちが精巧なミラーの製法を確立し、それが欧州各地に広まりました。英国では17世紀後半から独自のミラー製造が発展し、ウィリアム&メアリー時代やクィーンアン時代に特徴的なスタイルが生まれました。
ジョージアン時代(18世紀)にはトーマス・チッペンデールやロバート・アダムらが精巧な木彫りフレームのミラーを設計。ヴィクトリア時代(19世紀)には中産階級にも普及し、暖炉上のオーバーマントルミラーや姿見など様々なタイプが作られました。金箔仕上げのジルトフレームミラーは上流階級の邸宅を飾る贅沢品として重宝されました。

ミラーの歴史

TYPES

タイプ

姿見

姿見

全身を映す大型のミラー。主に身なりを整えるために使います。縦に長い四角形や縦に長い楕円形が多いデザインです。

壁掛けミラー

壁掛けミラー

壁を利用するので限られたスペースでも活用しやすく、部屋を広く見せる効果もあります。

卓上立てミラー

卓上立てミラー

お好みの場所に置くだけでドレッサーとしてお使いいただけます。角度を調節できるものもあります。

コンベックスミラー

コンベックスミラー

凸面鏡のこと。15世紀には既にヨーロッパで使用されていました。不思議な世界を映しだします。

パブミラー

パブミラー

イギリスのパブで使われていたパブミラーです。ミラーに店名やブランドの文字やイラストが描かれています。

FUNCTION

機能・使い方

ミラーは光を反射して部屋を明るく広く見せる効果があります。特に採光が少ない部屋や廊下などに大きめのミラーを置くと、空間が開放的になります。
インテリアアクセントとして使う場合は、暖炉の上・ソファ後ろの壁・玄関正面など、目に入りやすい場所に飾ると効果的です。装飾的なフレームはそれ自体がアート作品のような存在感があります。姿見タイプは寝室やドレッシングルームで全身チェックに使えます。

HOW TO CHOOSE

選び方

【設置場所で選ぶ】
暖炉上(マントルピース):オーバーマントルミラーの横幅は暖炉の幅に合わせると美しい
玄関・廊下:縦長のウォールミラーが空間をすっきり見せる
リビングのアクセントウォール:大型のジルトフレームミラーで豪華な雰囲気に
寝室・ドレッシングルーム:姿見タイプまたはドレッシングチェストと組み合わせて

【スタイルで選ぶ】
ジョージアン様式:木彫りやジルトフレームのクラシカルなデザイン
ヴィクトリアン様式:装飾的で重厚感のあるフレーム
エドワーディアン様式:軽やかで繊細な装飾が施されたフレーム

【サイズで選ぶ】
大きすぎると圧迫感が生まれることも。壁の広さとのバランスを確認してください。

修理・メンテナンス

日常のお手入れからワックスがけ、シミ・傷の対処法など、アンティーク家具を長くお使いいただくためのガイドをご用意しています。

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