Antique Furniture Dictionary

キャビネットとは

What is an Antique Cabinet?

キャビネット

キャビネットとは、扉付きの収納家具の総称です。英国アンティークのキャビネットは、サイドキャビネットやコーナーキャビネット、ミュージックキャビネットなど用途に応じた多彩な種類があります。
引き出しや棚板が組み合わさった実用的な収納力と、木材の彫刻や象嵌細工、フレンチポリッシュ仕上げなど職人技が光る美しい外観が特徴です。

HISTORY

歴史

16世紀にイタリアやフランスから英国に伝わり、17〜18世紀にかけて発展しました。当初は貴重品や宝飾品を保管するための精巧な細工箱でしたが、18世紀には住宅の多様化とともに様々な用途のキャビネットが製造されるようになりました。
ヴィクトリア朝期(19世紀)には大量生産が始まり、一般家庭にも普及しました。この時代のものが現在アンティークとして多く流通しています。

キャビネットの歴史

TYPES

タイプ

カクテルキャビネット

カクテルキャビネット

カクテルを作るための収納キャビネット。扉を開くと扉がカウンターになりカクテルを作ることができます。

コーナーキャビネット

コーナーキャビネット

部屋のコーナー(角)に置くためのキャビネット。背面が三角形になっており、部屋の角にぴったりフィットします。

ディスプレイキャビネット

ディスプレイキャビネット

お気に入りのグラスやカップ&ソーサーを飾るためのディスプレイキャビネット。ガラス扉のタイプがほとんど。

ウォールキャビネット

ウォールキャビネット

壁に掛けるために作られていますが、カウンターやテーブルの上に置いてもお使いいただける小さなキャビネット。

FUNCTION

機能・使い方

リビングルームの収納として、または飾り棚としてお使いいただけます。コーナーキャビネットはデッドスペースになりがちなコーナーを有効活用できます。
ミュージックキャビネットは現代ではCDやレコード、雑誌の収納に最適です。ライティングキャビネットは書き物台としても使える実用的な家具です。

収納として
1 / 4

収納として

HOW TO CHOOSE

選び方

【用途から選ぶ】
何を収納するかによって選ぶキャビネットが異なります。書類や本ならライティングキャビネット、コレクションの収納・展示にはガラス扉付きのキャビネットが最適です。

【設置場所を決める】
コーナーのデッドスペース活用にはコーナーキャビネット、壁際に置くならサイドキャビネットが向いています。

【装飾の好み】
彫刻や象嵌細工の豊かなものは華やかな印象に、シンプルなデザインはどんな部屋にも馴染みやすいです。

REPAIR POINTS

キャビネットの修理ポイント

扉のこだわり

扉のこだわり

重要な可動部分の蝶番を外して打ち直し、扉の反りやねじれを調整。上下左右の隙間を均等に保ち、マグネットキャッチを採用。鍵穴があるものに関しては必ず鍵を付属させています。

抽斗(ひきだし)のこだわり

抽斗(ひきだし)のこだわり

滑りを良くし、側板の摩耗部分に新木材を付足します。底板の割れ・汚れ・反りを検品して必要に応じ交換。オリジナルのストッパーが劣化している場合は全て新しく作り変えております。

塗装のこだわり

塗装のこだわり

アンティーク特有の塗装を活かし、マイランズ社のナイトロステインを使用。透明感のある美しい仕上がりのニスを塗ることで、素材を最大限に活かし本来の雰囲気を引き立てるようにしております。

修理・メンテナンス

日常のお手入れからワックスがけ、シミ・傷の対処法など、アンティーク家具を長くお使いいただくためのガイドをご用意しています。

お手入れ方法を見る